だったら、当選した土地へ行っていろいろ楽しんじゃえばいい。
長年、旅行の仕事をしてきたこともあり、最近はライブに合わせてその地域を旅するのが我が家の定番になっている。
毎回桑田さんのソロライブにエントリーしているが、今回当選したのは、広島グリーンアリーナ。
せっかくなので前日に広島入りしてライブ当日は市内を観光。翌日も少し足を延ばしてから帰る2泊3日の旅を計画した。
ライブ遠征だからこそ、その土地を楽しむ
ところが今回は、広島・宮島周辺の宿泊料金が想像以上に高かった。
広島在住のじゃらん時代の先輩に相談すると、「今はインバウンドの影響で宿泊料金がかなり高い。市内のビジネスホテルに泊まり、観光やグルメを楽しむだけでも十分満喫できるよ」とアドバイスをもらう。
その言葉どおり、ライブ会場近くのホテルと広島駅近くのホテルを組み合わせることにした。
移動もレンタカーではなく路面電車とバスを利用したが、市内観光なら十分便利。一日乗車券の存在を後から知ったのだけが少し心残りだった。
広島駅ビルも想像以上に充実していて、お好み焼きの電光石火でソウルフード「がんす」や名物穴子の白焼き、広島菜をつまみ、これまた広島ならではのそば入りお好み焼きを楽しみ、夜は牡蠣いかだ屋でブランド牡蠣の食べ比べを堪能した。
ライブ遠征でありながら、「旅」として十分満足できるスタートになった。
広島で、改めて気づいたこと
何度か訪れたことはあったが、おりづるタワーは今回が初めて。展望台からは広島の街並みとライブ会場、そして原爆ドームを一望することができた。
原爆ドーム周辺を歩きながら地図を見ると、広島平和記念資料館だけでなく、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館や数多くの慰霊碑があることに気づく。
「あぁ、60代になっても、私はまだこの地のことを本当にほんの一部しか知らないんだな。」
そんな思いが自然と湧いてきた。
おりづるタワーでは、折り方を忘れたというダンナにレクチャーしながら、一緒に折り鶴を折った。
向かいに座っていた女性から折り方を聞かれ、一緒に折ることになったのも旅ならではの思い出だ。
110万羽を超える折り鶴が積み重なる様子を見ながら、世界中の人たちの平和への願いに思いを巡らせた。
ライブが旅を「とっておき」にしてくれる
路面電車には様々な年代のライブTシャツ姿の人たちが乗り合わせ、会場では写真を撮りましょうと声を掛けてくださる方もいた。
初対面でも自然と笑顔になれる。ライブには、そんな不思議な空気がある。
そして始まったライブ。
70歳とは思えないエネルギーで2時間半走り続ける桑田さんの姿に圧倒された。
MCで病気の話をされた時には、同じようにがんを経験した身として胸に響くものがあった。
年齢や病気を言い訳にせず挑戦し続ける姿から、「私も自分のペースで歩き続けよう」とたくさんの元気をもらえた、とてもいい時間だった。
ライブ後は、地元のお客さんで賑わう居酒屋へ。
「かえりの天ぷら」がシラスから小鰯になるまでの短い時期しか味わえない旬の魚だと知り、こういうメニューとの出合いも旅の醍醐味だと改めて感じた。
最終日は縮景園へ向かったものの猛暑で早々に退散。これはもう少し考えれば良かった。
空港ではレストラン街が改装中というハプニングもあり、久しぶりのロイヤルホストで昼飲みを楽しみながら、2泊3日の旅を締めくくった。
ライブは、地域へ足を運ぶ理由になる
温泉でも、美味しいものでも、絶景でもいい。
私たち夫婦にとっては、それが「ライブ」になりつつある。
ライブがあるからその土地へ行く。
せっかく訪れたのだから、その土地を歩き、美味しいものを食べ、その土地ならではの空気や人との出会いを楽しむ。
一昨年は河口湖、去年は札幌、今年は仙台、そして今回は広島。
ライブは、地域を好きになるきっかけにもなる。
今回、駅ビルのお土産屋に「桑田さんライブ楽しめましたか?お土産買って帰ってね」と張り紙がしてあり、うれしくなった。また、会場近くの飲食店のBGMが桑田さんでテンション上がった。お店の人に感謝!などというSNSなども見かけた。
ライブで訪れるファンを、自分たちの土地のファンにする機会もあるということだ。ぜひともそんな目線でライブ客を上手く取り込んでほしい。
かなりお世話になった路面電車。後で1日乗車券があることを知って後悔。お得乗車券は色々あるようなので、事前に調べて購入をお勧めする https://tabi-akihirog.com/hiroshima-freepass/
猛暑に耐えられず駅ビルに行き、テキトーに食べるつもりがどこに入ろうか悩むくらいレストランが充実していた。お好み焼店に入り、周囲の地元民らしき人たちを真似して、猫舌にもかかわらず初めて「こて」で食べてみる。箸より旨い?!こんな体験も楽しみのひとつ
広島と言えば「牡蠣」。広島と徳島の生牡蠣食べ比べ、蒸しと焼きを食べ比べるなど、とにかく牡蠣尽しに。17時30分予約だったが、18時30分予約の人たちは、生牡蠣が全て売り切れになってしまったと言われていた。早めに来て正解
おりづるの壁という足下がガラス張りの部屋に入り、ガラスの壁の隙間から折った鶴を投げ落とす。下に見えるのは世界各国の人たちが平和を祈って折ってくれた数多くの折り鶴。外から積もっている折り鶴を眺めることもできる