2月から始まった全11回のインタビューライター養成講座が、7月の修了式をもって一区切りとなった。
「31年間も編集の仕事をしてきたのに、なぜ今さらライティング講座を受けるのですか。」
講座期間中、何度かそんな質問を受けた。
受講した理由は三つある。
一つ目は、編集者として「現場感」を取り戻したかったこと。
編集者の仕事は、企画立案から始まりスタッフアサイン、企画会議、取材・撮影・・・と、多くの工程を経て記事を作り上げていく。ライターやデザイナーなど様々なブレーンと一緒にひとつの記事を完成させる仕事だ。編集長やデスクになると、現場から離れて媒体全体の編集方針や組織運営を担う時間が増えていく。会社員生活を振り返ったとき、何度も思ったのは、「やっぱり現場が一番楽しかった」ということだった。
もう一度、自分で企画を考え、取材をし、書くところまでをやってみたい。その思いが、学び直しの出発点だった。
二つ目は、「書く側」の仕事をきちんと経験したかったこと。
これまではライターに依頼をする立場だった。しかし、実際に自分で書いてみなければ分からない苦労や面白さがあるはずだと思った。
もちろん、一度経験しただけで全てが分かるとは思っていない。それでも、取材対象をリサーチすることから始まり、質問を考えて構成を組み立てて・・・。諸々を自分で体験するということは、依頼する立場だけでは得られない学びがあった。
そして三つ目は、この講座を運営する株式会社WHEREが地域に根差した仕事を数多く手がけていることだった。
これから私自身が力を入れていきたい「地域と観光」の仕事につながる学びがあるのではないか。そんな期待もあった。
座学と飛騨高山での実践フィールドワークを含む全11回。考え、迷い、書く時間を過ごす中で、今さらながら改めて痛感したことがある。
それは、「自分が聞きたいこと」と「読者が知りたいこと」は必ずしも同じではない、ということだ。
もう一つ、強く印象に残った学びがある。
一つのテーマを深く伝えるためには、あえて伝えない情報を決めることも必要だった。「捨てる勇気」を持つことが大事なのだ。
講師から実際に「西さんは伝えたいことが多くて、文章の中に詰め込み過ぎる傾向がありますね。それだと情報が深まらないので、結局どれも薄い内容になってしまっていますよ」と指摘を受けた。
長年、「できるだけ多くの情報を届けたい」と考えてきた私には、その言葉がとても印象に残った。
この考え方は、インタビューライティングだけではなく、地域や観光の情報発信にも共通していると感じている。
地域の魅力をすべて伝えようとするのではなく、「誰に、何を届けたいのか」を明確にする。その視点があるからこそ、その土地ならではの価値が伝わるのだと思う。
修了は一区切りに過ぎない。
この講座で学び直したのは、文章の書き方だけではない。
「自分が伝えたいこと」ではなく、まずは「届けたい相手が知りたいこと」を考える。
その学びは、これから取り組む地域や観光の仕事にも、必ず生きてくると思っている。
「31年間も編集の仕事をしてきたのに、なぜ今さらライティング講座を受けるのですか。」
講座期間中、何度かそんな質問を受けた。
受講した理由は三つある。
一つ目は、編集者として「現場感」を取り戻したかったこと。
編集者の仕事は、企画立案から始まりスタッフアサイン、企画会議、取材・撮影・・・と、多くの工程を経て記事を作り上げていく。ライターやデザイナーなど様々なブレーンと一緒にひとつの記事を完成させる仕事だ。編集長やデスクになると、現場から離れて媒体全体の編集方針や組織運営を担う時間が増えていく。会社員生活を振り返ったとき、何度も思ったのは、「やっぱり現場が一番楽しかった」ということだった。
もう一度、自分で企画を考え、取材をし、書くところまでをやってみたい。その思いが、学び直しの出発点だった。
二つ目は、「書く側」の仕事をきちんと経験したかったこと。
これまではライターに依頼をする立場だった。しかし、実際に自分で書いてみなければ分からない苦労や面白さがあるはずだと思った。
もちろん、一度経験しただけで全てが分かるとは思っていない。それでも、取材対象をリサーチすることから始まり、質問を考えて構成を組み立てて・・・。諸々を自分で体験するということは、依頼する立場だけでは得られない学びがあった。
そして三つ目は、この講座を運営する株式会社WHEREが地域に根差した仕事を数多く手がけていることだった。
これから私自身が力を入れていきたい「地域と観光」の仕事につながる学びがあるのではないか。そんな期待もあった。
座学と飛騨高山での実践フィールドワークを含む全11回。考え、迷い、書く時間を過ごす中で、今さらながら改めて痛感したことがある。
それは、「自分が聞きたいこと」と「読者が知りたいこと」は必ずしも同じではない、ということだ。
もう一つ、強く印象に残った学びがある。
一つのテーマを深く伝えるためには、あえて伝えない情報を決めることも必要だった。「捨てる勇気」を持つことが大事なのだ。
講師から実際に「西さんは伝えたいことが多くて、文章の中に詰め込み過ぎる傾向がありますね。それだと情報が深まらないので、結局どれも薄い内容になってしまっていますよ」と指摘を受けた。
長年、「できるだけ多くの情報を届けたい」と考えてきた私には、その言葉がとても印象に残った。
この考え方は、インタビューライティングだけではなく、地域や観光の情報発信にも共通していると感じている。
地域の魅力をすべて伝えようとするのではなく、「誰に、何を届けたいのか」を明確にする。その視点があるからこそ、その土地ならではの価値が伝わるのだと思う。
修了は一区切りに過ぎない。
この講座で学び直したのは、文章の書き方だけではない。
「自分が伝えたいこと」ではなく、まずは「届けたい相手が知りたいこと」を考える。
その学びは、これから取り組む地域や観光の仕事にも、必ず生きてくると思っている。
<参考までに>
私が受講したインタビューライター養成講座は
「LOCAL LETTER」という地域の魅力を発信しているサイトを持つ
株式会社WHEREが運営しています。
インタビューライター養成講座
https://localletter.jp/projects/localwritercourse/
LOCAL LETTER
https://localletter.jp/
株式会社WHERE
https://whereinc.co.jp/
「LOCAL LETTER」という地域の魅力を発信しているサイトを持つ
株式会社WHEREが運営しています。
インタビューライター養成講座
https://localletter.jp/projects/localwritercourse/
LOCAL LETTER
https://localletter.jp/
株式会社WHERE
https://whereinc.co.jp/